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原状回復の物件別費用相場とは?店舗、オフィス、マンションでの違い

原状回復にかかる物件別費用相場

賃貸の店舗やオフィス、マンション等の場合にはどのくらいの原状回復の費用がかかるものか、その目安はなかなか判断できないことが多いのではないでしょうか。ここでは、これらの賃貸物件の原状回復費用の相場などについてご紹介します。

原状回復費用として負担するもの

借主が原状回復費用として負担することが想定されるのは、次のような部分です。

タバコのヤニが原因の壁の汚れ・壁や床に故意、過失により穴を開けた・通常を超える使用での設備の傷み・通常を超える使用での内装の剥がれや建具の傷み など
店舗やオフィスの場合には、物品の搬入や不特定多数の人が出入りするため、痛みの度合いの判断が難しい面もありますが、マンションなどに比べて負担箇所は多くなるでしょう。設備の使い方なども業種に合わせて特別な使い方をしているケースが多いことから、壁や天井をすべて解体するスケルトン工事をすることも少なくありません。

また、次のような部分については、国土交通省のガイドラインの考え方によると原状回復の義務はないとされています。

日光による畳の日焼け・経年よる壁クロスの劣化・住宅設備の自然な劣化・壁の画びょう跡(少量)・通常の範囲で使用してできた内装の傷 など
こちらの場合でも、店舗やオフィスの場合については、掲示物が多いことや什器が多いことなどから、負担すべきかどうかの境界線は確認が必要です。スケルトン工事についても想定しておきましょう。

店舗、オフィス、マンションの原状回復費用の相場

賃貸の店舗、オフィス、マンションは、それぞれ費用も変わってきます。広さによって費用も違いますので坪単価の費用は目安としておきましょう。

店舗、オフィスの場合

30坪程度・・・30万円~50万円
100坪程度・・・50万円~100万円
店舗やオフィスの1坪で約1万円の相場感であると考えておくと良いでしょう。

マンションの場合

10坪・・・5万円~10万円
10坪以上・・・1坪で約9千円程度~
マンションも広さや程度によって違いますが、おおよそ1坪3千円~9千円の相場感であると考えておきましょう。

相場はあくまで目安であり、原状回復の範囲によっても費用は変わってきます。特に店舗やオフィスの場合はスケルトン工事まで対応しなければならないケースもありますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。

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