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内装解体とは?スケルトン仕上げと内装解体工事の違いとは

原状回復と切り離せない内装解体とは

賃貸物件は一般的に退去時に原状回復の義務があります。原状回復の対処法として様々な方法がありますが、その違いについてはよく知らない方も多いのではないでしょうか。ここでは、原状回復として対処される内装解体工事やスケルトン工事との違いなどについて紹介します。

内装解体工事とは

内装解体とは、店舗など賃貸物件を退去する際に、改装した造作などを撤去する工事のことをいいます。例えば、事務系のオフィスの場合なら、接客スペースの間仕切りや会議室の間仕切りなどを撤去することや什器などを取り除くことも内装解体工事の範囲に含まれます。また、飲食店などの店舗であれば、カウンターの造作やテーブルや椅子の造り付け家具などを解体して撤去することが内装解体工事になります。
後から取り付けた照明器具や空調設備、什器なども撤去し、基本的には入居時の状態に戻すことになります。外に取り付けた看板なども撤去しなければなりません。また、撤去だけではなく、壁のクロスなどの内装の一部を修繕する場合もあります。

スケルトン仕上げと内装解体工事の違い

店舗などでよく行われるスケルトン仕上げと内装解体工事の違いは、壁や床を壊して構造体が見える状態にまでするかどうかという点です。スケルトン仕上げは、内部の造作はもちろんのこと、石膏ボードなどの壁下地も解体してしまいます。什器や設備、水道配管や電気配線なども解体して撤去し、何もない状態に戻します。
一方、内装解体は、内部の造作は解体することは同じですが、壁の下地や天井下地までは解体はしないのが普通です。しかし、内部の造作を解体する過程で、壁や天井を一部こわさなければならない場合には、内装解体からスケルトン工事へと移行するケースもあるでしょう。また、スケルトンであっても、壁は構造まで解体するが、天井は手を掛けていないため、そのままにしておくというケースもあるようです。このように、内装解体とは、スケルトン仕上げの工程の中の一部であるともいえるでしょう。

内装解体工事とスケルトン仕上げでは、内装解体工事のほうが費用としては抑えられる工事になりますが、造作したものを解体する際には、壁や天井の一部を同時に壊してしまうこともあるため、最終的にどこまで解体することになるかは、貸主と事前によく話し合うことが必要です。また、工事途中であっても、当初と違う解体場所が発生する場合にも、都度相談し確認をしておくとスムーズな工事の進行ができるでしょう。

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